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不都合な真実 [撮影機材]

どうもK-3IIの飛び物の解像度が良くない感じがして、ちょっとした実験をしてみました。
PENTAXカメラは手振れ補正がカメラのボディー側にありますが、その事によりファインダー視野率が100%であったり、アストロトレーサーの機能が有ったり、リアルレゾリューションシステムの高解像度、ローパスフィルターのON/OFF等の様々な機能を可能にしています。

しかし、以前から一点気になっている事がありました。
それは、露光中はセンサーが空中に浮き上がった状態で保持されていると言う事で、固定されていないと言う事です。
動態を撮る場合は手振れ補正をoffにしますが、この場合でも空中に浮いた画像センサーが移動しないように制御している必要があります。
手振れ補正をoffにした時は画像センサーを機械的にロックしてしまえば良いのですがどうやらその様にはなっていない様です。

K-3IIではシャッターを押した後に画像センサーを持ち上げ中央に持ってくる様で、どうやら他社レフ機と比べてレリーズタイムラグが大きいのもそのせいじゃないかと思います。
ライブビュー撮影の時は常に画像センサーを持ち上げているので、ライブビューで手振れ補正をONにするとセンサーを駆動する音が常に聞こえます。
手振れ補正をOFFにしてもかすかに制御している音がしますが、これはセンサーを常に中央に静止しておくためでしょう。

P1030299.jpg
そこでこんな実験をしてみました。
上の写真の様にカメラと被写体(ドットサイトの表示部)を固定して、ドットを撮影してみます。
撮像素子が固定のカメラではカメラを振っても被写体が付いてくるので常に同じ位置にドットが撮影されるはずです。

共通事項
カメラ:PENTAX K-3II
レンズ:smc PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8WR

まずは、シャッター幕が全開になる1/180秒以下のシャッター速度による撮影です。
左3枚が適当に3回撮った写真で、右端はその3枚の写真を比較明合成して、各コマの位置が変わったかどうかを調べています。
(※4枚横に表示されるつもりだったのですが2段に表示されてしまっているかもしれません、右端を4枚目と読み替えて下さいm(-.-)m)

_IMG2296.jpg_IMG2297.jpg_IMG2298.jpg_IMG2296_2.jpg
ISO 400、f3.5、1/160秒、カメラを固定した状態(右端は左の3枚を比較明合成)

_IMG2285.jpg_IMG2287.jpg_IMG2288.jpg_IMG2285_2.jpg
ISO 400、f3.5、1/160秒、カメラを振った状態(右端は左の3枚を比較明合成)

カメラを固定した状態では毎回同じ位置にドットが表示され、センサーは動いていない事を示しています。
これに反して、カメラと棒全体を左右にぶん回して撮った写真が上の写真です。
4枚目の写真を見てわかる様に、被写体の位置がコマ毎に変わっています。
これはカメラを振った事によりセンサーが移動してしまっていることを示しています。
さらに画像の輪郭が太くなっていることから、露光している時間中もセンサーが動いて、ブレた状態になっていることがわかります。

_IMG2300.jpg_IMG2301.jpg_IMG2302.jpg_IMG2300_2.jpg
ISO 1600、f2.8、1/1600秒、カメラを固定した状態(右端は左の3枚を比較明合成)

今度はツバメの水浴びなどで使用することが多い設定のシャッター速度1/1600秒で試してみます。
この場合はシャッター幕は全開せず細いスリット状でセンサー面を動いていきます。

_IMG2323.jpg_IMG2326.jpg_IMG2328.jpg_IMG2323_2.jpg
SO 1600、f2.8、1/1600秒、カメラを振った状態(右端は左の3枚を比較明合成)

カメラを振ってみるとやはり輪郭が太くなり、ブレていることがわかります。
動態を撮影する場合はもともとこれくらいのブレは発生するのかもしれませんが、被写体が急に減速した場合などにカメラマンがそれに応じてカメラを追随したとしても、センサーが付いてきていないんじゃないかと思います。
なんとなく動態のピントが甘いような気がしていたのはこう言った理由もあるのかもしれません。

しかし、レンズ側に手振れ補正が有る機種にしてもレンズ内で同様の事が起こっている気もします。
手振れ補正用のレンズが動いてしまえば同様にブレが発生してもおかしくありません。
レンズ側手振れ補正offの場合は物理的に固定した状態なんでしょうかね。
そうでないと手振れ補正をoffにしても常に電力を消費していることになってしまいますが。

棒がしなったり、カメラの固定が甘かったりと言う可能性も考えられますが、やはりカメラを大きく振った場合はセンサーを止めきれず、少し甘い画像になっているんじゃないかなという気がしました。
実際に撮った映像にどれくらいの影響を与えているかは確認のしようもないですけどね。


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